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ヒトと動物の健やかな生活のために

電話でのお問い合わせはTEL.0865-63-7021

〒714-0081 岡山県笠岡市笠岡600-26

おかだ動物病院

おか通コラム


 当院では、毎月15日に、「おかだ動物病院通信」というものを発行しております。それにしつけ教室、各種院内イベントの案内、臨時休診のお知らせや、院長やスタッフの想いや感じていることをコラムとして載せております。当院をかかりつけとして頂いている飼い主様にはご好評で、時にお褒めの言葉を頂き、うれしく思います。この度ある飼い主様から、コラムのバックナンバーをホームページに載せてもらいたいというリクエストを頂きましたので、このページを作成しました。


第160号
2018.4.15 発行
 
【 防災に備え、マイクロチップの挿入を! 

 

みなさま、こんにちは。  すっかり春になりましたね。みなさまはお花見に行かれましたか? 僕はこの前家族5人で宮島に行ってきました。ちょうど桜が満開の時で綺麗でした。ゲームなどに興じている子供も笑顔ですけど、のどかなところでのんびり過ごすときの子供の笑顔もまたいいですね。

 僕は岡山県獣医師会の中で、災害時動物救護の役を拝命しています。災害時にどう備えるかは、個人でやることは決まってきますが、組織としてどう準備していくかはなかなか難しい議題になります。災害が起きたとき、どう言う課題が発生するか、被災動物の視点から時系列で考えてみましょう。

 @ 自分の身の安全。援助なしでも2日間耐えられる食料と水の準備。

 A 家族やペットとの合流。安否の確認。

 B 被災動物の収容。疾病動物の治療。

 C 援助物資の配給。迷子動物の情報整理。

BとCは獣医師会が請け負うことになりますが、

@、Aは飼い主様ご自身で、きちんと備えておくべきことです。

@に関しては、その気になればすぐに準備できるでしょう。

保存の効くフードやペットシーツ、食器、リードなどを使わなくなった鞄にでも入れてまとめておけば安心ですね。問題はAの安否の確認です。本来であれば犬は狂犬病予防注射の済票を首輪につけてるはずなので、その番号により飼い主様が特定できます。しかし、現状では済票を首輪につけている人はかなり少ないですよね。犬も猫も当然、自分の名前や住所を名乗りませんから、飼い主様の特定は出来ません。そこで提案ですが、是非、マイクロチップを導入しましょう。マイクロチップは首の皮膚の下に入れる物で、直径が2mm、長さが12mmです。入れてしまえば何の違和感も不都合もありません。当院では、登録料込みで5000円(税抜き)で埋め込みを行っております。これにより、災害時でなくても迷子になったとき、飼い主様の特定が出来ます。詳しくは日本獣医師会 動物の福祉及び愛護で検索してみて下さい。                                                     文 : 岡田 光司

                                                                                                                                             



第159号
2018.3.15 発行
 
【 SFTSにかからないために 

 

みなさま、こんにちは。  だいぶ暖かくなってきましたね。先日、岡山県医師会と岡山県獣医師会のコラボでSFTSの講習会が開かれました。みなさまも耳にしたことがあるかとは思いますが、SFTSとは重症熱性血小板減少症候群の略語で主にマダニにより感染をおこします。現時点で岡山県で5名、広島県で25名の人間の感染報告があります。中には治療の甲斐無くお亡くなりになった方もおられます。亡くなられた方の1名は、衰弱した野良猫を保護しようとして咬まれて感染したそうです。その野良猫にはマダニがついていました。

 比較的新しい病気ですので、まだ情報が少ないのですが、先日得てきた情報を飼い主様の為に記しておきます。ご自身のSFTSの対策として、参考にして下さい。

・多くはマダニの直接的な被害により感染

  → 草むらに入るときは防護の意識が大切。農作業後は早めの入浴などが推奨。

・鹿や猪などの野生動物も多く感染。 → 狩猟をされる方は要注意。血液に触れるときは手袋を。

・犬も猫も感染し、死に至ることがある。 

  → 散歩に行くなら、しっかり予防。多くの寄生虫が予防できるオールインワンタイプがオススメ。

・発症の多くは、春から夏だが、すべての月で発症報告はある。

  → 年間を通して、人の対策と、犬猫の対策が必要。

・特効薬は無く、対症療法のみ。 → 予防が大切。野外活動後、熱が出れば早期受診を!

国立感染研究所のホームページに詳細がありますので、良ければ見てみて下さい。

 SFTSに関しては、犬より猫の方が感受性が高いと言われております。今まで猫の予防薬として当院でオススメしてきたレボリューションは、ノミ・フィラリア・回虫が予防できましたが、マダニは予防できません。よって、今期より、少しでも外にでるネコちゃんに対してはブロードラインという予防薬をオススメすることにしました。これ一本で、マダニ・ノミ・フィラリア・回虫・鉤虫・条虫とほぼ全ての寄生虫を予防することが出来るので安心です。                                                           文 : 岡田 光司

                                                                                                                                             



第158号
2018.2.15 発行
 
【 ぜひワンフィットをご利用ください 

 

みなさん、こんにちは。今年の冬は寒いですね。我が家も風邪引きさんが続出で大変でした。やはり、健康って大事ですね。みなさん、しっかり体調管理しましょうね。今回は、OneFitの利用の仕方について書かせてもらおうと思います。

 OneFitは、ヒトと動物の健やかな生活のために必要なことの中で、獣医療の提供だけでは満たせない部分を補うために2013年増設されました。具体的には、しつけ方教室や歯みがき教室、リハビリ、医療シャンプーやセルフシャンプーなどが行える施設です。また、OneFitは病院の診察時間は待合にもなります。ワンちゃんが苦手なネコちゃんや、小さいお子さんがおられる飼い主様のために、開放しております。OneFitの待合には折り紙や落書き帳があり、幼児用のイスやテーブルも置いております。ご利用をご希望の方は受付まで申し出下さい。スタッフが案内致します。ただし、他のことで使用していたりなど、タイミングによっては、ご要望に応えられないこともあるのでご理解をお願いします。

 また、寿退社や産休でスタッフ数が減り、一時的に縮小していた動物看護師によるリハビリや歯みがき教室なども徐々に再開していく予定です。シャンプーに関しても、皮膚のコンディションを把握し、シャンプー剤を選んだり、シャンプー後のスキンケア方法を変えたりして、よりきめ細やかに、より的確な皮膚病の管理が出来るようになりました。興味がある方はお気軽に受付にご相談下さい。 

                                                                                                                                               文 :  岡田 光司



第157号
2018.1.15 発行
 
【おうちの子とご家族の幸せを祈っています

 

みなさま、こんにちは。2018年が始まりましたね。この1年はどんな年になるでしょうか?ニュースやネットを見ていると、明るい気持ちになれるニュースはごくわずか。多くは、心配になったり、嫌気がしたり、情けない気持ちになるニュースが多いですね。ある歌舞伎役者がインタビューで、「現代はニセモノとニセ情報にあふれている。本物かニセモノかを見極める力が、現代人には必要。」と言っていました。確かに、言い得ている、と感じました。いつまでたっても無くならない「おれおれ詐欺」もそうですし、毎日のように送られてくる悪徳メール。「あなたのApple IDが危険にさらされています。」というメールには僕も騙されそうになりました。最近では、「はれのひ株式会社」もそうですよね。被害にあった新成人の人は本当にかわいそうですね。社会というものに、どのような印象を持って成人式に臨んだのでしょうか?心が痛みます。

 それに対し、やはり動物は純粋ですよね。100%、飼い主を信じています。きらきらと輝くつぶらな瞳や無邪気な姿に癒されるご家族も多いと思います。また、動物は人間の気持ちもよく分かりますよね。つらい時には心配そうに寄り添ってくれますよね。ご家族の皆様、一人一人がきっとかけがえのない思い出をたくさん持っていると思います。しかしながら、人の命も、動物の命も有限。そして、犬や猫の寿命は圧倒的に人間より短い。これは、普遍の真理です。確かに大切に飼育し超高齢になったワンちゃんやネコちゃんもたくさんいます。しかし、必ずお別れの時は来ます。動物病院はその最期の時に関わることも多い職業です。必ずしも最新の治療や徹底的な延命処置がいいとは思いません。死は免れないとしても、どんな最期が、その子とご家族にとってより好ましいのか、そこを常に配慮し、時が経てば、その子との思い出が輝かしい思い出になるよう、獣医師としてお手伝いさせてもらおうと思っています。

 まだまだ至らぬ点も多くありますが、ヒトと動物の健やかな生活のため、医療のみでなく多方面からサポートさせてもらいます。日々、精進して参りますので、スタッフともども、今年もよろしくお願いします。



第156号
2017.12.15 発行
 
【 膝関節疾患の子は早めに手術を!

 

みなさま、こんにちは。一年って早いですね。2017年の漢字は「北」でしたね。皆様はどんな年でしたか?漢字一字で表すと、何になりますか?おかだ動物病院の2017年の漢字を考えてみると「育」ですかね。2017年は産休が2人、寿退社が1人と、スタッフ数が急激に減り、現スタッフにはシフト的にも、仕事の量や質的にも負担がかかりました。しかし、困難や負荷が人を強くすると言うか、みんな、忙しいときでも、飼い主様に笑顔を忘れず、動物たちにも変わらぬ愛情をそそぎ頑張ってくれています。スタッフが育った一年でした。飼い主様には、様々な面でご協力いただき、大変感謝しております。また、膝の手術に関しては、福山や倉敷・岡山市からの手術依頼も増え、リハビリのノウハウや経験も蓄積され、当院の膝関節疾患への総合的な外科対応能力が育った一年でもあります。

 犬の膝関節疾患で多いのは幼少期の膝蓋骨内方脱臼とシニアになってからの前十字靭帯断裂です。どちらも、膝という特殊な関節の解剖学的知識や、動的な力学の理解が必要で、比較的難易度の高い手術です。また、術後の数ヶ月にわたる動物の管理やリハビリ、内科学的なサポートの質の善し悪しも長期的な結果に影響します。しかも、どんなに上手に手術をしても完全な回復を見込めないケースもあるため、多くの動物病院では手術を行わず、二次診療施設に手術を依頼することが多いようです。当院も開業した頃は、この手術を行うことが出来ず、ある飼い主様に大阪の二次診療施設を紹介しました。しかし、費用的に麻酔と手術代だけで2030万と言われ、それを飼い主様に伝えると、とてもつらそうな顔でそんな金額は出せない、と言われました。そして、犬は足の痛みに耐え、足を引きずりながら生活することを余儀なくされました。なんとか、自分で膝の手術が出来るようになって、遠くまで行って高いお金を出さなくても、膝を痛めた犬がもう一度元気に走り回れるようになり、その姿をみる飼い主様も笑顔にしてあげれたらいいなと思った瞬間でした。その後、意欲的にセミナーや実習、手術見学を行いました。初めて手術した子は両後肢の重度の膝蓋骨脱臼で、後ろ足を使えず逆立ちをするように歩いていたポメラニアンでした。すごく緊張した手術ですが、二ヶ月後、見事に4本足で走ることが出来るようになりました。僕自身、すごく感動しました。外科のすばらしさを知りました。成長の過程でつらいこともありましたが、今では十分満足行く手術成績が出せるようになりましたし、リハビリ施設も整いました。今後も、よりよい手術を提供して、動物や飼い主様が笑顔で生活できるお手伝いが出来ればと思います。2018年もよろしくお願いします。  

                                                 文 :  岡田 光司



第155号
2017.11.15 発行
 
【 マダニに注意!

 

みなさん、こんにちは。すっかり寒くなりましたね。みなさん、SFTSはもうご存じですか?SFTSは重症熱性血小板減少症候群といい、マダニにより媒介される比較的新しいウィルス病で、人間にも動物にも感染します。今年の7月には広島県内の動物園でチーターがこの病気で死亡してニュースになりましたね。日本で初めてSFTS患者が確認されたのが2013年です。それ以降西日本を中心に280人の患者が報告され、そのうち58人が亡くなっています。もともと僕はアウトドアが好きでキャンプなどにも行ってましたが、最近は密かに登山っていいなと思うようになり、少し始めたのですが、「マダニが怖いな〜」と思い本格的に趣味にするか迷っています。また診察中に犬や猫にマダニを見つけても、以前より遙かに恐怖を感じるようになりました。

 犬や猫でもSFTSは診断されていますし、感染ルートもマダニから直接人へ感染するだけでなく犬や猫が媒介して人が感染するかもという説もあります。まだまだ未知の部分が多い病気ではありますが、マダニが悪いのは確かなことです。「冬になれば、草むらにあまり入らない犬猫はマダニの予防の必要性は高くない」と言ってきましたが、今年からは少し考え方を改めようと思います。「マダニがつく可能性があるワンちゃん、ネコちゃんは、冬でもしっかり対策をしましょう!」 なぜなら、マダニ対策を怠ったがために、最悪、飼い主の死という代償はあまりに大きいですから。あと、気をつけていただきたいのは、例え自分の犬や猫にマダニがいたからといってすぐ殺処分などは絶対に考えないで下さい。とりあえず、動物病院に連れてきて下さいね。一緒に今後のことを考えましょう。それよりもまずはきちんと対策をしましょう!

 なお、1112月は、恒例の歯石キャンペーンを行っています。犬や猫の歯石はバイ菌の塊です。そのバイ菌が歯の周りの組織を腐らし、ひどいとほっぺに穴が空いて血膿が出たり下顎が病的骨折を起こします。さらには歯石の菌が血管に入って飛んでいって、腎臓や心臓に巣を作り動物の命を奪ってしまったという報告も多くあります。要するに歯石は口が臭い、汚いだけでは済まない病気です。歯石が気になっている方は、お気軽に当院スタッフへご相談下さい。

                                               文 : 岡田 光司

 



第154号
2017.10.15 発行
 
【 おうちの子の防災準備とは? 

 

こんにちは、看護師の小林です。10月も中旬になり涼しい日が続き、ますます秋の深まりが感じられるようになってきたと共に台風に関するニュースもよく耳に入ってくるようになりましたね。

ここ数年、大雨や地震などの災害による被害多く聞きます。岡山は災害が比較的少ないため気が緩みがちですが、いつなにがあるかわかりません。みなさんのおうちにはしっかり防災バックが準備されていますか?そして、おうちの子用の防災バックやおうちの子が避難できる場所、避難先での過ごし方をしっかり把握できていますか?人と同じように何かあったときのためミレーションをしておくと、とても安心です。

防災バックについてですが、準備するものとして大きく分けて2種類あります。1つ目は『常備品と飼い主さんやペットの情報』です。ごはんや、普段飲んでいるお薬、首輪、リードそして、ペットが迷子になったときのためにペットの写真、病気や予防歴をメモした紙、飼い主さんの連絡先をメモした紙などを入れておきます。2つ目は『ペット用品』であるペットシーツやブラシ、おもちゃ、ねこちゃんの場合はねこちゃんが入るための洗濯ネットがあると安心です。

 避難先では、それぞれの地域によってペットと一緒に暮らせる場所と離れ離れにならなければならない場所があるので、自分の地域ではどこがどのような場所なのかしっかり調べておく必要があります。そして、万が一迷子になったときの為に、『マイクロチップ』を挿入しておくと飼い主さんの元へ帰って来られる確率があがるので非常におすすめしています。

 これらのことは、環境省のwebサイト『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』に非常に詳しく書かれているので、参考にして災害に備えてみてくださいね(^^)/    文:看護師:小林 真季

 



第153号
2017.9.15 発行
 
【 ご協力お願いします

 

みなさん、こんにちは。暑さも和らぎ、過ごしやすくなりましたね。お気づきの飼い主様も多いかと思いますが、当院は少しスタッフの数が減ってしまいました。まず、7月いっぱいで、フルタイムの看護師であった石井が結婚と引っ越しで退職。開業以来12年間勤務してくれている看護師・三宅と婦長が9月から産休に入ります。二人とも3人目の出産です!めでたいことです!

 しかし、診察を円滑に進めるには残されたスタッフ数では少し厳しいところがあり、今後、待ち時間が長くなったり、今まで行えていたサービスを一時的に休止させてもらうことになるかと思いますが、ご容赦下さい。来春には、新卒の看護師も2名入社しますし、ベテランの婦長も三宅もパートではありますが、復帰する予定です。それまでの間、やむなく以下のように一部のサービスを休止または制限させてもらいます。

 * しつけ教室 → 来春まで休止

 * リハビリ → 来春まで休止

 * 預かりシャンプー → 11頭まで(予約が取りにくくなると思います)

 * 日曜・祝日の簡易診察 → スタッフ確保が困難な日は休診

 また、次にあげることに協力していただけると円滑に全体の診察が回り、助かります。

 ・受付にスタッフが不在の場合は、受付に用意してある用紙に記入をしてお待ちください。

 ・車が出られなくなるような位置に駐車しないで下さい。( 自宅カーポート前は駐車OKです )

 ・持って帰る物(フードやサプリなど)があれば、受付時に教えて下さい。早めに準備が出来ます。

 ・スタッフの手が空かない時は、診察中、自分の動物さんが診察台から落ちないように持っていて下さい。

 ・獣医師の説明は来られている人全員で聞く。(ありがちなのが、お母さんに一通り説明した後、決断できず、待合で待っているお父さんを呼んできてもう一度最初からの説明を要求する。時間が倍かかります!)

 過去を思い返してみても、なぜか寿退職が重なったり、おめでたが重なったりでスタッフ数が急に減ったこともありましたが、飼い主さまのご理解・ご協力のおかげと、スタッフのがんばり・成長のおかけで乗り越えることが出来ました。ですから、きっと今回も大丈夫だと思っています。動物病院の幹は病気の診断・治療、飼い主様の心のケアです。今回スタッフ数減少に伴い、動物病院の枝葉の部分は一部削られてしまいますが、幹の部分はしっかりしていこうと思います。来春まで少し不自由をおかけするかも知れませんが、ご理解のほど、よろしくお願いします。                                   文 : 岡田 光司



第152号
2017.8.15 発行
 
【 ネコちゃんの健やかな毎日のために

 

 みなさん、こんにちは!獣医師の杉山です。毎日暑いですね。真夏日や猛暑日が続いていますが、みなさまもおうちの子も夏バテなどされていませんか?春先から、子猫さんを保護されたと来院されるご家族が多かったのですが、元気にされていますか?ワクチンなどの予防が終わると、お会いできる機会がめっきり減るため、元気なんだろうなーと思いつつ、少々寂しく感じております。

 ところで、ネコちゃんはワンちゃんに比べると、来院の機会が少ないと言われております。大きな理由は来院しなければならない機会が年に1度の予防接種しかないからだと思います。(ワンちゃんには法律で義務付けられた狂犬病ワクチンの予防接種と混合ワクチンの予防接種の来院機会が少なくとも年に2回あります。)また、他の理由として、飼い主さんの多忙や「ネコは病気にかからない」とお考えの飼い主さんもいらっしゃるからだそうです。ネコちゃんは病気やケガを隠す動物さんです。調子が悪いと飼い主さんが気づくころにはかなり悪い状況…ということも少なくありません。なので、病気の早期発見のために、少なくとも年に2回の体重測定や身体検査をオススメしております。しかしながら、病院に来ること自体がネコさんにはストレスに感じてしまい、通院に使うキャリーを見せただけで逃げてしまってなかなか病院に連れてくるのが難しいというお声もよく耳にします。

 病気の早期発見のために、定期的に来院していただきたいですし、せっかく来てくれたネコちゃんたちが感じるストレスも最小限にしたい。そんなジレンマを軽減するために、参考にしていただきたいプリントができました。「☆ネコちゃんの飼い主様へ☆〜ネコちゃんと飼い主様が快適にご来院していただくために〜」というプリントで、おうちで、あるいは病院内でできる工夫について提案させていただいております。病院内で感じるストレスはゼロにはできませんが、出来る限り快適にお過ごしいただければ嬉しいです。

 さて、ネコちゃんとネコちゃんの飼い主さんへのお話ばかりになってしまいましたが、ワンちゃんとワンちゃんの飼い主様にもご協力いただきたいことがあります。それは、待合室では「ネコちゃんを静かに過ごさせてあげて」ということです。みんなに挨拶したいフレンドリーなワンちゃんはついついネコちゃんのキャリーにお顔を近づけて「くんくん!こんにちは!」なんて光景もあるかと思いますが、できれば止めてあげてください。ネコちゃんは待合室で「恐い!帰りたい!」と極限状態にいる方が多いです。せっかくのご挨拶ですが、待合室での恐さを助長するだけかもしれません。何だかよくわからない怖い部屋にいるときに見知らぬ人に窓からじっと覗かれたら……私たちでも恐いですよね。病院嫌いのネコちゃんにさせないためにも、病院にきてくれる皆さんが快適に過ごせるよう、是非ご協力下さいませ。おうちの子とみなさんが健やかで楽しい日々を送れますように。                                               文 : 獣医師 : 杉山 むつみ



第151号
2017.7.15 発行
 
【 アンケートのご協力ありがとうございます

 

 みなさん、こんにちは。もうすっかり夏ですね。また子供を連れて市民プールに行く季節になりました。お会いすることがあれば声をかけて下さいね。

 さて、今回は春に行ったアンケートで頂いた要望に対してコメントをさせてもらおうと思います。

要望1.カード払いを可能にして欲しい

→カード払いを導入することは難しいことではありませんが、事業所にはカード払いに対する手数料が発生します。基本、その手数料は事業所払いですが、その割合が増えてきたとき、ゆくゆくは診療料金の見直しなどにより飼い主様に負担がかかるようになります。当院では出来るだけ飼い主様に無駄な負担をかけたくないため、現時点ではカードを導入する予定はありません。

要望2.待ち時間が長いときがある

→動物病院の性質上、緊急患者が来たり、重症な子が重なったり、なぜかたまたま一度に多くの方が来られて、長時間お待たせすることがあることはご理解下さい。当院スタッフも随時トレーニングを行い円滑に全体の診察が行えるよう努力しております。また、待ち時間を有意義に過ごしてもらうため今春より呼び出しブザーを用意しました。これがあれば車で待つことや近場の散歩も可能ですのでお気軽にお声掛けください。

要望3.猫に配慮をして欲しい

→キャリーケースに掛けるブランケットをご用意しました。またOneFitの待合は、猫専用の待合室としても位置づけております。ご希望の方は受付時にスタッフへお声掛けください。また、診察室や猫用入院室には、猫がリラックスするというフェリウェイの拡散器を設置しております。

要望4.手作り食講習会を開いて欲しい

→当院では、特別な病気がない限り、手作り食は推奨しておりません。膨大なデータから専門家が理論的に作った総合栄養食が良いと思っております。ただし、ペットフードならどれでもいいというわけではありませんので、気になる方は当院スタッフへお声掛けください。    

 春のアンケート出してくださった皆様、ありがとうございました。皆様の貴重なご意見を大切に、これからもがんばっていきたいと思います。いつもご理解とご協力、ありがとうございます。      文 : 岡田 光司



第150号
2017.6.15 発行
 
【 熱中症にご注意を!

 

 みなさん、こんにちは5月は暑かったですね。今は梅雨ですね。若いときの雨の日は、「残念な日」でしたが、最近は雨の日も、大地への恵みと感じたり、竹林に降り注ぐ雨に風情を感じたりするようになりました。10代を多感な時期とも言いますが、年齢を重ねるとともに今まで感じなかったことに何かと味わいを感じるようになりました。僕と同年代の飼い主さん、そうですよね!?

 さて、今回はこれからの時期に多い熱中症と夏冷えについてお話しさせてもらおうと思います。昔に比べ空調が行き届くようになった分、体の適応力って下がった気がしませんか?これは動物も同じです。多くの犬種は秋に冬毛が増え春に冬毛が抜け、季節への適応をしますが、最近は空調のおかげで季節感が無くなり毛の抜け替わりがスッキリしません。初夏でも冬毛が抜けていない子もいますよね。そんな子がいきなり暑い室外に出れば夏にコートを着て外に出るような物です。しっかりとブラッシングをして冬毛を抜いてあげるのと、空調も季節感がある温度に留めましょう。また、閉め切った車への犬の放置は短時間でも大変危険です。熱中症になります。熱中症は場合により死に至ります。もし、みなさんのワンちゃんが出先で熱中症になったらどうしますか?早急な動物病院への搬送も大事ですが、それまでにしてもらいたいことがあります。公園があれば水道水で全身を皮膚まで濡らして、車の窓を開けて風を当てながら走ります。そうすると水分が蒸発するときの気化熱で体温が下がっていきます。水道が無ければ自販機でミネラルウォーターを買って下さい。また、体表に近い動脈を冷やすのも有効です。自販機で冷たい缶ジュースを買って脇の下や内股に挟みましょう。その部位は毛も少なく大きな血管が体表に近いので効率よく体温を下げられます。間違っても氷水につけたりしないで下さい。体表の毛細血管が収縮し、サウナ後の水風呂効果で、熱が長時間体に残ってしまいます。

 また、熱中症とは逆で、空調の効きすぎでおなかが冷えて軟便なってしまい、来院する子も時々います。暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ行くので、人間がよく空調が効いていると感じれば、下にいるワンちゃんやネコちゃんは寒いと感じているかも知れませんね。ちょっとした配慮で回避できるトラブルはたくさんありますので、気をつけてあげて下さいね。            文 : 岡田 光司



第149号
2017.5.15 発行
 
【この季節を快適に過ごす為のスキンケア

 

みなさん、こんにちは!ぽかぽか陽気の中、おうちの子とのお散歩が楽しい季節になりましたね!予防接種やフィラリア・ノミ・ダニの予防のために多くの方にご来院いただいておりますが、病気や寄生虫の心配なくお散歩を安心して楽しみたいですよね!

今回はもうひとつ、これからの季節を快適に過ごすために気を付けていただきたいことをお伝えしたいと思います。これから夏に向けて増える病気…それは皮膚病です!

 もともとワンちゃんの皮膚は人よりも薄く、人の皮膚の5分の1ほどしかありません。また、皮膚の細胞同士をくっつける接着剤の役割を持つ細胞間脂質も少ないため、皮膚の細胞が剥がれやすく、人よりもダメージを負いやすいのです。加えて、夏の暑さやジメジメバイ菌やカビが大喜びしてしまう環境!結果、皮膚でバイ菌やカビが増えてしまい、皮膚が赤くなったり、痒みが生じたりなど皮膚病が増える…ということなのです。おうちのの身体がかゆくてかゆくて、掻きむしってしまう姿は可哀想ですよね。夏は皮膚の環境を整えるための定期的なシャンプーが大切なのです。特に痒みなどの症状がないでも12週間に1くらい、また症状のある場合には、シャンプーの頻度を増やしたり、ほかのスキンケアも一緒に行ったりする必要があるでしょう

 スキンケアの中で重要なものの一つに、「保湿」があります。先ほど書いたように、ワンちゃんのお肌は人よりも弱い性質があります。人は毎日保湿をしないと、すぐにかさかさになってしまいますよね。なのに、「ワンちゃんはシャンプーだけで大丈夫!」な、はずがありません。保湿をすることで皮膚が強くなり、皮膚病になりにくくなったり、アトピー体質なの多いフレブルさん、柴さん、シーズーさんなどは小さいから保湿をしておくことで、アトピー発症のリスクを下げられる可能性もあるそうですよ。また、「うちの子の皮膚はベタベタしてるから保湿は要らないでしょ」と思ってらっしゃる方はいませんか?皮膚がかさかさなだけでなく、皮膚がベタベタな脂漏症のもしっかり保湿をしてあげて下さいね。脂漏症の原因はさまざまですが、皮膚が弱いせいで脂を多量に分泌している場合があります。不要な油分は洗い流す必要がありますが、洗い流し過ぎた油分を保湿によって補ってあげないと、脂の分泌がさらに盛んになってベタつく原因になったり、皮膚がごわごわになる原因になったりしてしまうのです。

 また、皮膚トラブルを繰り返しているは、皮膚病だけでなくホルモンの病気やアトピーなどのアレルギーが隠れている場合があります。一度、真の原因が隠れていないか調べてみてはいかがでしょうか?

 当院では、おうちのそれぞれの皮膚の状態に合わせたシャンプー剤や保湿剤を使ってスタッフがシャンプーを行う預かりシャンプーや正しいシャンプーの仕方を一緒に勉強していただけるシャンプー指導も実施しております。これからの季節を快適に過ごすためにおうちののお肌について一緒に考えてみませんか?

 おうちの子とみなさんが健やかで楽しい日々を送れますように。        文:獣医師:杉山 むつみ



第148号
2017.4.15 発行
 
【 我が家の犬が病気に!

 

みなさん、こんにちは。春の訪れを感じる季節になりましたね。今回は獣医師として少し恥ずかしい話ではありますが、正直に白状したいことがあります。岡田家のアイドル、こえり(3歳、ポメラニアン)にストラバイト結晶が出てしまいました!!ストラバイト結晶とは正式にはリン酸アンモニウムマグネシウム結晶といって、その成分になるリンやアンモニアが含まれているタンパクを過剰に摂取すると形成されやすいと言われております。許容される摂取量は個体差があると言われるものの、要するにおやつや人の物を与えるとできやすいということです。こえりの主食はロイヤルカナンのちゃんとした物で間違いは無いのですが、心当たりはあります。それは子供たちが偶発的に食卓からこぼしてしまう食べ物や、父に内緒でこっそり与えている市販の犬のおやつです。僕も小学生の頃、お小遣いの中から犬用のおやつを買って与えていましたから、子供たちの気持ちはわかります。おいしそうに何かを食べてる愛犬の姿を見るとうれしいですよね。だから、おやつに関しては見て見ぬふりをしていましたが、結晶が出てしまった今となっては、岡田家全員にこえりのおやつ一切禁止令が出されました。幸い、発見が早く結石の形成には至ってなかったので、食事管理のみで対応できますが、今回の件で3つのことを学びました。まず一つ目は定期検査の重要性。結晶発覚のきっかけとなったのはたまたま行った健康診断です。獣医師と動物看護師の夫婦に飼われていて無症状と思われていた犬にも結晶があるわけですから、健康診断って大切ですね。二つ目は少量のおやつでも体質によってはあっという間に結晶ができてしまうこと。3つ目は家族全員の治療意識を完璧にすることはかなり難しいということ。(特に子供さんやお年寄りのおられるご家族)

 早くこえりの結晶が消えて結石形成の心配が無くなりますように・・・・   文 : 岡田 光司



第147号
2017.3.15 発行
 
【 シニアライフを快適に送る為に

 

みなさん、こんにちは。春の訪れを感じる季節になりましたね。ワンちゃんを連れてのお花見が楽しみですね。さて、先日、春の恒例のダイレクトメールを発送させてもらいました。ダイレクトメールは狂犬病集合注射による院長不在日や簡易診察のご案内、ワンちゃん猫ちゃんのための各種予防の啓蒙、おすすめ製品のご案内を目的としています。また、今年からは初の試みとしてオーダーシートなるものを用意しました。これは僕が、博多のラーメン屋さんで、麺は硬めとか、スープはあっさりとかのオーダーシートを書いたことを思い出して採用してみました。このオーダーシートにより、今まで以上に一頭一頭の生活様式、ご家族の要望や願いに即した対応が、より円滑にできればと思っています。みなさん、春の来院の際は、是非、持参して下さいね!

 また、おすすめ商品としてアンチノールとピルポケットのリーフレットを同封させてもらいました。アンチノールはニュージーランド近海で採れるモエギイ貝から特殊技術を用いて抽出した脂肪酸を成分としています。脂肪酸には抗炎症作用があり、皮膚が弱い子、関節が悪い子が主な対象となりますが、これは、ほんと、よく効きます。今までのサプリメントのイメージを一新するぐらい効果を感じます。ピルポケットはピル(薬)をポケットに入れるように包める鶏肉を主原料とした練り状のものです。とてもおいしくできているのでワンちゃんの95%以上、猫ちゃんの65%以上が薬を入れていてもすんなり食べてくれます。投薬時に愛犬・愛猫と格闘するのは嫌われそうでつらいですよね。でもこのピルポケットで多くのご家族は投薬のストレスから解放されます。投薬にストレスを感じている方は是非試してみて下さい。                                                                     文 : 岡田 光司



第146号
2017.2.15 発行
 
【 石原先生小鳥専門病院開院 

 

寒い日が続き世間ではインフルエンザウイルスが猛威を振るっていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?獣医師の石原です。私は昨年の7月から、おかだ動物病院で非常勤獣医師として診療にあたらせて頂きましたが、今年の3月に岡山市内で、ほたる小鳥病院という小鳥やウサギ、小型げっ歯類などを診療対象とした動物病院を開院することとなり、2月23日をもちまして、おかだ動物病院を退職する事となりました。今回の「おかだ動物病院通信」では私がおかだ動物病院でお世話になった約8ヶ月間に感じたことをお話しさせて頂きたいと思います。

私は今まで複数の病院での勤務を経験し、それぞれの場所で専門的な知識や技術を学んで参りましたが、おかだ動物病院では今までの病院では学べなかった部分を数多く学ばせて頂きました。動物病院には様々な役割がありますが、おかだ動物病院は動物が健康で幸せである事はもちろんの事、動物のご家族が動物と共に生活を送る事で精神的・肉体的に満たされている事をとても大切にされている病院だと感じました。そのために、院長である岡田先生を筆頭に獣医師も看護師も常に新しい知識を取り入れ、それを飼い主様と動物達のために生かしていきたいと日々努力されている姿には感銘を覚えました。私も今後、更に知識と技術の向上に励み、少しでも多くの動物と飼い主様の力になりたいと決意を新たにする事ができました。

 8ヶ月という、とても短い間でしたが、多くの飼い主様や動物たちに出逢い、多くのことを学ばせて頂いた、内容の濃い8ヶ月間でした。至らない点もあったかと思いますが、温かく受け入れて下さり、ありがとうございました。またどこかでお逢いできることを楽しみにしています。

                                       文:獣医師:石原 直子



第145号
2017.1.15 発行
 
【 関節炎のサイン

 

新年を迎え、寒さも一段と厳しくなってきました。みなさんとおうちの子にとって素晴らしい1年になるよう心より願っています。

 さてみなさん、おうちのワンちゃん・ネコちゃんの様子を見ていて、下記のような症状は出ていませんか?

ワンちゃん                       

??足を引きずっていたり、じっと動かないことがある

??階段などの段差を登りたがらない

??起き上がるときつらそうに見える

??散歩のときに遅れてついてくることが多い         

??遊びたがらなくなった                      

??走ったり飛び跳ねたりしなくなった 

??腰を振るような歩き方をしている

??抱き上げようとすると「キャン」と鳴く

??歩くときに頭が上下に動いたり、下を向いたような姿勢で歩いたりする

??時々スキップのように歩く

 ネコちゃん

??ジャンプしなくなった

??寝ていることが多い

??排泄をトイレ以外の所でするようになった

??体を触るのを嫌がるようになった

??遊ばなくなった

??歩幅が狭くなってきた

 もし1つでも当てはまるものがあれが、変形性骨関節症になっている可能性があります。変形性骨関節症とは、関節の変形により、痛みやこわばりを生じる病気です。原因は、老化に伴って起こるのものと他の足腰の病気が引き金となって起こるものがあります。なんと、1歳以上のワンちゃんの20%、12歳以上の90%のネコちゃんに変形性骨関節症が起きていると言われています。

  ワンちゃんやネコちゃんは、痛みを隠す動物です。痛みを我慢しながら日々の生活を送っていると考えると辛いですよね。人は痛みがあると、自分で病院に行ったり、痛み止めを飲んだりできますが、おうちの子に関しては、ご家族のみなさんが、その痛みに気付いてあげる必要があります。とはいえ、よほど痛みがないと見た目ですぐわかるようなサインは出ません。ぜひ1度、関節検診を受けてみましょう。関節や骨のレントゲンや検査をすることで、今の状態が正確に把握できます。将来、いつまでも快適に自分の足で行きたいところに歩けるように、今から出来ることを一緒に考えていきましょう。      文:動物看護師:岡田麻衣子

 

 



第144号
2016.12.15 発行
 
【 勉強会と親睦会で情報交換 

 

 

みなさん、こんにちは。すっかり、寒くなりましたね。風邪など、ひかれてませんか?ご自愛くださいね。今回は僕が所属している「福山小動物臨床研究会」のお話をしようと思います。この勉強会は、備後地方の15の会員動物病院からなり、2か月に一度のペースで東京や大阪などから大学や二次診療の様々な先生をお招きして、福山で講義や実習をしてもらっています。講義は平日の夜、9時から12時で行われ、近隣の動物病院の院長や勤務医など毎回40名ほどの獣医師が集まります。みんな、一日、仕事をしてその後に、向上のために一生懸命勉強します。僕はこの回の幹部を務めさせてもらっているので、講義が終わった後、講師を囲む懇親会に出ます。懇親会が終わるのは午前230頃。その後、病院に帰って入院動物の点検をし、終わってない仕事があればそれをしますから、勉強会の日は少々ハードです。しかし、勉強して知らないことを知るのは楽しいし、もっといい治療ができるようになれると思うとうれしいですね。そして何より、講師からはお酒の席でもいろいろな刺激を受けるし、一緒に勉強してる先生たちとのたわいない会話は楽しいですね。また、会の先生たちはお互いの得意分野がわかるので、自分の病院で対応できない症例はお互いに紹介しあいます。当院は骨折や断脚などの比較的難しい手術やリハビリを紹介してもらうことが多いです。

 先日あった講習会は「マイクロサージェリー」です。髪の毛よりもはるかに細い糸を使って直径2oぐらいの血管を手術顕微鏡を使って縫います。血管を縫い合わせるような手術は当院では不可能なので適切な二次診療施設を紹介させてもらっていますが、生で講師の縫合を見せてもらうとすごいですね!感動しました。すごくきれいな縫合です。当院で行っているマイクロサージェリーは、尿道の手術や、眼の手術です。今回、実習で学んだことにより、よりクオリティの高い手術ができそうです。しかし、手術は技術。鍛錬が必要です。少しでも多くの動物の命を助けるため、日々、精進していきたいと思っています。                      文 : 岡田 光司



第143号
2016.11.15 発行
 
【 歯石除去キャンペーン

 

みなさん、こんにちは!獣医師の杉山です。急に冷え込んで、冷たい風に凍える季節となってきましたが、風邪などひかれていませんか?最近、夏の間に落ちていたわんちゃん・ねこちゃんの食欲が戻ってきた!というお話を聞く機会が増えました。暦の上では冬ですが、わんちゃんねこちゃんにとってはまだまだ食欲の秋!といったところでしょうか?今回は、そんな食欲の秋!?をサポートする歯石除去キャンペーンのお知らせをさせていただきます。

 みなさんは、おうちの子のお口の中をご覧になったことがありますか?口臭がきつくなっていたり、歯垢や歯石がついていたり、歯茎が赤くなっていたりしていませんか?それ、もしかしたら歯周病かもしれません!3歳以上の成犬・成猫の約80%が歯周病を患っていると言われています。歯周病が進行すると、ご飯を食べたくても口が痛くて食べられない…なんてことになってしまうかもしれません。歯垢や歯石はバイ菌の温床です。バイ菌は毒素を放出し、その毒素によって歯茎に炎症が起こり、わんちゃん・ねこちゃんの口に痛みを起こします。歯垢は歯みがきで取り除くことができますので、歯垢の段階であればおうちでお手入れしていただければOKです。しかし、歯垢を23日放って置くと唾液中のカルシウムなどがくっついて硬い歯石となります。歯石となってしまったら歯みがきでは落とせません。そして歯石というバリアで守られながらバイ菌は増殖し毒素を出し続けるのです!さらに悪化すると、歯が抜け落ちたり、顎の骨を融かして骨折しやすくなってしまったり、頬のお肉を融かして穴が開いてしまったりすることもあります。また、血液の中に入り込むと、バイ菌が全身を巡ってしまい心臓や腎臓など他の一見関係なさそうな臓器で悪さをする可能性もあります。大切な家族がそんなつらい思いをする前に、お口の中をキレイにしてあげましょう!!

 今回のキャンペーンでは1115日から12月末までお口の中をキレイにする歯石除去を通常10%Offでご利用いただけます。ただ、せっかく歯石除去をしてあげても何もせず放って置くとすぐに元通り…なんてことにならないように、歯みがきも習慣にしましょう。歯みがきセミナーもありますので一緒に頑張りましょうね!歯石除去や歯磨きについて詳しくはスタッフに声をかけてみてくださいね。おうちの子とみなさんが健やかな日々を送れますように。                          文:杉山 むつみ



第142号
2016.10.15 発行
 
【 秋のねこちゃん健診

 

みなさん、こんにちは。只今、7歳以上の小型犬を中心に心臓病キャンペーンをしており、多くの方に受けていただきました。その印象ですが、「思った以上に心臓病の初期の状態の子がいる」という事でした。ある程度、心臓病が進むと、例え無症状であっても注意深い聴診で早期に発見できることもありますが、今回、心臓超音波検査と組み合わせてみると、まだ雑音にならない段階から心臓病の初期をみつけることが出来た子が数頭いました。本当に初期の心臓病であればまだ薬は必要なく、塩分を控えることや太らせないなど生活習慣を気をつけることと、定期的な検診で維持できますので、価値ある検診だったと思います。

 さて、今回は猫ちゃんの検診のお話です。猫は本来、じっとしていることが多い動物ですので、飼い主さんであっても調子の悪さに気づいてあげにくい動物です。シニアの猫に多いのは慢性腎臓病と甲状腺機能亢進症という病気です。生きていれば、毎日体の中で毒が生成されますが、それは腎臓の働きで尿に排泄されます。腎臓にガタがくるとそれがうまくいかず、体中に毒が回る尿毒症になり死に至ります。もちろん、末期は誰が見ても調子が悪そうに見えます。しかし、初期は、おしっこがうすい、たくさん水を飲むなどの軽い症状を出しますが、食欲元気もあり、病気に気づきにくいものです。

 甲状腺機能亢進症は、甲状腺という臓器からホルモンが出すぎる病気です。ある程度、病気が進むと慢性的な嘔吐、軟便、削痩、高血圧といった症状が出ますが、初期は活動的になり、よくご飯を食べるようになります。よくご飯を食べて、元気だったら病気かもとは普通思わないですよね!これがこの病気の厄介なところで、獣医師が身体検査や一般的な血液検査をしても病気の兆候が出にくいので、検診でホルモン測定をしていく必要があります。

 初期なら、慢性腎臓病は療法食、甲状腺機能亢進症は薬で維持できます。7歳以上のネコちゃんの飼い主の方は、この機会に是非、検診を受けさせてあげるのはいかがでしょうか?            
          文 : 岡田 光司



第141号
2016.9.15 発行
 
秋の心臓健診スタート

 

 みなさん、こんにちは。朝夕はずいぶん涼しくなりましたね。今回は、心臓検診のご案内です。ワンちゃん、特に小型犬は年を取ると共に、心臓病である僧帽弁閉鎖不全症が多発します。近年は、獣医療の発達や飼い主様の意識向上により、一昔前まで死因の上位を占めていた、パルボウィルスやフィラリア症など感染症による死は少なくなりました。現在の死因の1位は腫瘍疾患、2位は循環器疾患、3位は泌尿器疾患です。腫瘍や循環器の病気は、予防しようとしても、きっちり予防することは不可能です。しかし、早期に発見できれば、腫瘍は完治、心臓病は生涯にわたる良好な管理が出来るかもしれません。

 心臓病の末期は息も絶え絶えでとても辛い生活を強いられ、最期はとてもかわいそうな死を迎えます。心臓は肺から返ってきた酸素をたくさん含んだ血液を受け取り、全身にしっかりとその血液を送るポンプの働きをしています。心臓の中で血液が逆流することなく、効率よく心臓が働けるのは心臓の中に逆流防止弁があるからです。しかし、加齢とともにその弁がいびつになり、締りが悪くなると、心臓の中で血液の逆流が起こり、全身は十分な血液がもらえず、肺からは血液がうまく

はけないので肺に水が貯まってしまいます。初期症状は、散歩中に休みたがる、なんだか大人しい、たまに咳をする、といった感じで、軽度の場合が多く、飼い主様によっては異常に気付いてはいても、年のせいかと思い病院を受診されないこともあります。しかし、その初期こそ受診が大事です。なぜなら心臓病は心臓に負担をかけ、さらに心臓病の進行を早める。しかも、一度悪くなりだした心臓病はその後も悪くなる一方で治っていくことはないからです。

 ある程度、病気が進んで診断された場合、薬の種類は多く、場合によっては自宅に酸素室を置かなければなりません。しかし、早期に発見することが出来れば、薬の種類も少なく、心臓の負担を軽減し、心臓病の進行を遅らせることが可能で、天寿を全うするまで元気に散歩に行くことも可能かもしれません。気になる症状を感じてる子はもちろん、症状がなくても7歳以上の小型犬は心臓検診を受けることをお勧めします。今なら秋の心臓検診キャンペーンとして、若干お安く、心臓の超音波検査を受けることが可能ですので、検討してみて下さい。    文 : 岡田 光司



第140号
2016.8.15 発行
 
「食」のおはなし

 

みなさんこんにちは、看護師の佐藤です。毎日暑い日が続きますね。なんだか夏バテっぽくてという声もちらほら聞きますが、おうちの子は元気に過ごしてくれていますか?先日、栄養学のセミナーに行ってきましたので、今回は毎日の食事について少しお話をしたいと思います。

 さてみなさんは、おうちの子の毎日の食事をどのように選んでいますか?ペットショップに行ってもたくさんの種類があって選ぶのに苦労しますよね。そこで、フードをあげるときチェックしてもらいたいポイントを3つあげてみます。

@喜んで食べてくれるか:食事は必要な栄養素を体の中に取り込むための手段です。せっかく選んだフードでも食べてくれないと意味がありません。食べない時はレンジで10秒ほど温めてみるのも香りが出るのでおすすめです。(私たちでも冷たいごはんより温かくていい香りのする方が食欲が出ますよね♪)

A便の量とにおいが少ないか:高品質の原材料使われていて消化、吸収がしっかりされると便の量が少なくなります。消化されにくい場合は、便のにおいがきつかったり軟らかくなったり、下痢を起こしてしまうことがあります。

B毛づやはよいか:わんちゃんねこちゃんは摂取したタンパク質の約30%が皮膚や被毛の維持に使われています。そのため栄養バランスのとれているフードであれば毛づやがよくなり、逆にバランスがとれていないものを続けていると、毛がパサパサ、ゴワゴワしてなんだか毛づやが悪いなと感じることもあるそうです。大体1ヶ月くらいで違いが見えてきます。

 また、1日にあげる量は商品によって異なるためそれぞれのパッケージに書いてあるものを参考にしてあげましょう。その量をしっかりはかっているのに、病院で太り気味だと言われてしまったという場合は、その子にとっては量が多すぎるということなので1割程度減らして様子をみてみましょう。パッケージの表示はあくまでも目安で、おうちの子の運動量などよって増減してあげることが大事です。うちの子は太り過ぎ?やせ過ぎ?ちょうどいい?!という方は、おうちの子の体重、体型チェックだけでもお気軽にご来院ください。

 最後に、フードを考え直すタイミングとしては、離乳食が終わるころ・去勢避妊手術をしたとき(手術をしていない場合は1歳を迎えるころ)・シニア期(7歳ごろ)に入ったときがあります。今あげているフードはおうちのの年齢にあっているか確認してあげてくださいね!新しいフードに変えるときは、急に変えてしまうとおなかがびっくりして調子を崩してしまうこともあるので1週間位かけて徐々に切り替えてあげましょう。

 只今、受付横のコルクボードにも食事についての掲示をしていますのでよかったら参考にしてみてください。

 当院は病気になったときだけでなく、毎日を健康に過ごすためのお手伝いもさせて頂きます。気になることがあればいつでもお声かけくださいね。
動物看護師 : 佐藤 洋子



第139号
2016.7.15 発行
 
【 病院からの4つのお知らせ

  

 

@短期勤務獣医師の紹介

 7月から9月の短い期間ですが、木・土・日・祝の午前中を中心に、獣医師の石原直子が勤務医として診察を行います。石原は現在岡山市内で開業準備中の獣医師ですが、経験・実力も十分にあります。院長不在時の診察も安心してお越しください。

A院長の診察について

 7/21(木)より、毎週木曜午前、院長不在となります。( 7/21(木)全日院長不在となります。 )

Bはみがき製品値上げのお知らせ

 犬猫の優れた歯磨き製品で有名なビルバック製品が、仕入れ値上昇の為、8月より値上がりになり

ます。なにとぞご理解をお願いします。

Cハムスターの診察を終了します

 近年、エキゾチック診療の発展も目覚ましく、当院では対応しかねるようになりましたので、7月よりハムスターの診察を終了させてもらいます。



第138号
2016.6.15 発行
 

  

 

後日表示いたします!



第137号
2016.5.15 発行
 
簡易診察のお知らせ  

 みなさん、こんにちは。院長の岡田です。予防シーズンも終盤となり、病院の混雑も緩和される時期となりました。時に長時間お待ちいただくこともありましたが、皆様のおかげで円滑に診察が行え、感謝しております。さて今回は今後の診察形態についてお話をさせてもらおうと思います。まず、昨年度まで行っていた日曜の臨時診察ですが、5/29以降、一旦休止とします。獣医師による診察は行いません。看護師で対応可能な皮下点滴やフードのお渡し、入院のお見舞い、ホテルなどは引き続き日曜でも可能となります。そして7月からは日曜・祝日10時から12時で勤務医による簡易診察を行います。簡易診察としては以下の内容になります。

@各種予防:混合ワクチン、狂犬病ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防

A処置:爪切り、耳掃除、毛玉取り、皮下点滴

Bその他:継続の内服処方、フードのお渡し、ホテルの出入り、入院のお見舞い

 簡易診察は経験の浅い勤務医と看護師1名で対応しますので、十分な検査も回せず、病気の診断や治療は困難となりますので、体調不良を主訴とする診察は行えません。その兆候があれば早めに前日の診察時間に来ていただくか、翌日の診察時間に来るようにして下さい。緊急を要する場合は他院の受診をお願いします。

 一つの個人病院で365日、いつでも重症患者も受け入れられる体制を作ることは不可能ですが、出来るだけ、飼い主様の利便性を考えて簡易診察を行いますので、その趣旨をご理解ください。                       文: 岡田 光司

補足

  張り紙で注意喚起をしていた、過剰に黒猫に反応する女性ですが、他院で障害事件問題を起こし、警察の介入があり、それ以降、問題は終焉したようです。ご心配をおかけしました。動物病院は不特定多数の人を相手にする仕事ですので、時に心療内科の手助けや、警察の介入が必要となる人もおられるのが現実です。ごく稀にそのような人たちと待合室で同席し、怖い思いや不快な思いをすることもあるかと思いますが、出来るだけ全体が円滑に進むように心がけておりますので、ご容赦ください。

                         

  



第136号
2016.4.15 発行
 
勤務獣医師についてのお知らせ】  

みなさん、こんにちは。院長の岡田です。春は予防のシーズンであり動物病院が一番混み合う時期です。それに加え、前勤務医の高岸が福岡で独立のため退職しました。また、時として交通事故などの緊急患者が搬送されたり、重大な病気が見つかったりして、今後の方針をご家族とじっくり話し合う必要が生まれることもあります。そのため、待ち時間が通常より多く発生することが予想されますが、一頭一頭丁寧な診察を心がけておりますので、ご理解とご協力をお願いします。

 また、今春より新卒の獣医師、杉山むつみが当院に勤務します。非常に優秀な学生だったと指導教官からは聞いておりますが、いざ、臨床の舞台で活躍するには当然のことながら、経験と実力が不足しております。やる気と謙虚さを武器に早く一人前に育ってくれることを願っております。院長の監視下の元、診察に立つこともありますが、どうぞ、温かく接してやって下さい。また、杉山の診察で何か心配事や不手際があれば遠慮無くスタッフに言って頂ければ院長が対応させてもらいます。                             文 : 岡田光司                   

*勤務医の杉山むつみより入社のご挨拶 *

 皆様、初めまして。この4月からおかだ動物病院で勤務となりました獣医師の杉山と申します。この春、鳥取大学を卒業したばかりの獣医師一年生です。今まで、山陰地方にいたためか山陽の暖かな気候に感動しています。散歩が好きなのですが、まだあまり笠岡を散策できておらず、これから色々な場所を歩いて探検してみたいと思っておりますので、見つけたときには是非声をかけてやって下さい!面白いところなど教えて下さったら嬉しいです。

 大切な家族である動物たちを病気や怪我から助けることはもちろん重要な獣医の仕事ですが、名医とは適切な予防を行い、動物たちを病気にさせない獣医師だと大学の先生が言っていました。私もその通りだと思います。これから、岡田院長はじめスタッフの方々に習い勉強しながら早く一人前の獣医師になっていきたいと思いますさらに、名医に育てて下さるのは動物たちの変化に一番詳しい飼い主様だと思っております。飼い主様のご心配を注意深く聴き、動物たちの声なき声に応えられるよう、日々精進して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。                           文 : 杉山 むつみ

  



第135号
2016.3.15 発行
 
勤務医の岸より退職のご挨拶

  

 勤務医の高岸です。今回皆様にご報告させて頂きたいことがあります。このたび福岡での独立が決まり、3月いっぱいでおかだ動物病院を退職することとなりました。

 就職後から日曜日、祝日の診察をさせてもらい、この3年間で多くの方に来院していただきありがとうございました。僕はおしゃべりな性格なので動物の話以外のことや、たわいもない会話をしてもらって本当に楽しかったです。

 3年間という短い期間でしたが、おかだ動物病院のスタッフのみなさん、また飼い主さん、ならびにその家族である動物たちに大変感謝しております。この3年間で学んだ知識、得た経験は僕の財産になりました。独立後には笠岡で学んだことを生かし、よりよい獣医療を提供出来るように福岡で頑張りたいと思います。

 最後に、僕の力不足により力添え出来なかった患者さんたちに深い感謝とお悔やみを申し上げます。本当に短い間ですがお世話になりました。そして本当にありがとうございました。     高岸

 

動物看護師によるワンフィット無料相談会開催のお知らせ*        

みなさん、おうちの子の事で心配なことは無いですか?おうちの子とご家族の皆さんが健やかな毎日を送れるよう、下記の日程において、動物看護師による無料相談会を開催いたします。お気軽にご来院くださいね。( おうちの子と一緒に参加していただいてもOKです♪)

日時 : 4/6(水)、4/13(水)、5/2(月) 14301600 (予約不要)

受付 : おかだ動物病院受付

テーマ : 下記のテーマからお選びください。( 1テーマあたり20分程度 )

@メタボチェック!   
〜 肥満の怖さを知って、脱メタボ!〜

Aお口の周りのお悩み☆ 
〜 お口のにおいや汚れなど、気になることはありませんか?

Bノミ・ダニ予防!
〜 しっかり予防して、おうちの子もご家族の皆さんも健やかな毎日を!

Cフードとおやつ♪
〜 ライフステージに合わせたフードの選択・オススメのおやつ 〜

Dスキンケア☆    
〜 ブラッシングのコツとシャンプーのポイント♪〜

                    



第134号
2016.2.15 発行
 
冬に多いネコの風邪

  

 みなさん、こんにちは。院長の岡田光司です。今年は暖冬と言われ、暖かい日が続いておりましたが1月下旬の大寒波で一気に冬らしくなりましたね。僕は学生時代アルバイトでスキーのインストラクターをしていたこともあり、毎年数回家族でスキーに出かけます。わが子に教える難しさを感じつつも、子供たちもスキーが上達し、年末からスキーに行くのを楽しみにしておりました。しかし、年末年始は雪不足でスキー場が開かず、いざ、雪が降ると吹雪と大寒波・・・。とても小学生がスキーを楽しめる状況ではありません。日頃、当たり前と感じている事には人間、あまり感謝しませんが、いざ、それが得難くなると有り難いことに気づきますね。天気、健康、家族、スタッフ、飼い主の方々、などなど感謝するべき対象は多いですね。

 さて、そのうちの一つ、健康についてですが、命を奪われることはないけれども、毎日があまりハッピーでなくなる病気もたくさんあります。今の時期、多くなるのがやはり猫ちゃんの風邪ですね。人と同様、低い気温と乾いた空気は、気道粘膜にダメージを与え呼吸器の病気を増やします。人ではインフルエンザウィルスや細菌が悪さをし、一過性に人を苦しめます。しかし、猫は一度伝染性鼻気管炎にかかると、一生涯継続します。これはヘルペスウィルスというウィルスが原因ですが、治療により症状が改善したとしても猫の体内からウィルスが消えてなくなることは無く、神経組織の奥底に潜むようになります。そして、季節の変化や胃腸のトラブルなど何かしらのストレスが加われば何度でも再発し、鼻詰まり、目ヤニ、高熱、くしゃみ、食欲不振で猫を苦しめます。公園などで見かける野良猫たちはみんな目ヤニや鼻水が出ていますが、きっと、ヘルペスウィルスに感染しています。ヘルペスウィルスは空気感染をし非常に伝染力が強いですから、同じ公園にいればあっという間に全頭が感染しますし、家の中だけで生活していても窓からウィルスが入ってきます。こんな質の悪いウィルスですが幸いなことにワクチンがあります。まだ、感染していない子なら「うちは室内飼いだから大丈夫」という間違った認識は改め、早くワクチンを打ってあげましょう。そして残念ながら感染・発症した子は早めの治療を。そして症状が回復した子は再発予防のための快適な環境づくりとサプリメントで体調を維持してあげましょう。     文 ; 岡田 光司

                         



第133号
2016.1.15 発行
 
知識をもってしっかり観察!早めの健康診断!

  

 みなさん、こんにちは。院長の岡田光司です。1112月は多くの方が歯石キャンペーンに申し込んでくれました。日頃から、歯が汚いな〜と思いつつもそのままになっていた方には、キャンペーンがよいきっかけになったのではないでしょうか。私たち人間は虫歯が一本あってもとても辛く思うし、歯肉炎などがあればおいしくご飯が食べられないものです。しかし、ワンちゃんネコちゃんは、重度の歯石、重度の口内炎を持っていてもおいしそうにご飯を食べるので不思議ですよね。

 しかし普通に食べれるからと言って安心はできません。なぜなら、歯周病というのは、重度の細菌感染の病気であり、時に全身へ悪さをし、命を脅かしたり、顎の骨が腐って折れる子もいるからです。その様な事態は、元気そうに見える動物たちの水面下で少しずつ着実に進行していきますので、早めの対処が大切です。発生頻度の高い病気としては、犬の心臓病・副腎皮質機能亢進症、猫の腎臓病・甲状腺機能亢進症などがあります。どの病気も初期は症状を表すことなく進行し、症状が現れた時にはかなり深刻な事態になっており、治療のボリュームも大きくなり大変です。早期に発見すれば、少ないボリュームの治療で長期にわたり良好な管理が期待できます。早期に発見するポイントは2つです。知識をもってしっかり観察することと、早めの健康診断です。

 至極、簡単に症状と疑われる病気を書くと以下のようになります。

* 高齢の小型犬が、散歩の足取りが悪くなった 心臓病の疑い

* 高齢のワンちゃんが太鼓腹になり、よく水を飲む 副腎皮質機能亢進症の疑い

* 高齢のネコちゃんがたくさん水を飲み、たくさんおしっこをする 腎臓病の疑い

* 高齢のネコちゃんが月に数回吐いたり、時に軟便になり痩せてくる 甲状腺機能亢進症の疑い

いずれも即日当院で診断できますので、気になるなと思われた方は気軽にご相談ください。

また、症状を感じなくても、フィラリア予防のための採血の時に健康診断をすることもお勧めですので検討をしてみて下さい。  文 ; 岡田 光司


第132号
2015.12.15 発行
 
3つのお知らせ

  

●その1 ; 新しいアレルギー検査が出来るようになりました。

 従来、慢性的な痒みや季節性の痒みを繰り返すワンちゃんは、総合的な所見からアレルギーが関与しているのであろうと判断されておりました。しかし、感染症を併発している子や、脂漏症などの体質もかぶってきている子は、今、この子を一番苦しめているのはアレルギーか否かを判断することは時に困難でした。最近では、検査系の進歩により、特定のリンパ球の活性具合を数値化することにより、アレルギーが起きているか否かが客観的に診断することが出来るようになりました。そのおかげで、治療の優先順位が付けやすくなり、より的確にアレルギー対策を提示することが出来るようになりました。現在、アレルギー対策を取られている方や、慢性的な痒みで困っている方は一度ご相談ください。

●その2 ; 1月 ・ 2月限定、プロハート

 従来、フィラリア予防は5月から12月まで毎月一回投薬する形が主流でした。これで十分な治療効果が期待できますが、飼い主様がうっかり忘れてしまいそうになったり、投薬が困難なワンちゃんも存在します。そういうパターンの時に有用なのが、一度、注射を打てば一年間フィラリア予防が可能なプロハートという注射薬です。この注射は便宜上、1月 ・ 2月限定としますので、興味がある方はご相談ください。また、キャンペーンとしましてプロハートを接種した方にはノミ・マダニ予防薬を一つ差し上げます。

●その3 ; 当院看護師、宮城友貴、半年間休職

 8年間、勤務してくれた宮城が、1月から6月の間、休職します。本人からのコメントを読んでやって下さい。

   みなさんこんにちは看護師の宮城友貴です。突然ですがこのたび海外留学をするため、一旦退職することになりました。皆様にお会いできなくなるのはさみしいですが、半年間頑張ってきます。また皆様にお会いできる日を楽しみにしています。   動物看護師 : 宮城 友貴*

                         



第131号
2015.11.15 発行
 
動物看護師としての振り返り

  

みなさん、こんにちは看護師の阿部麻衣子です。朝晩の寒さが日ごとに増し、冬ももうそこまでやってきましたね。おうちのわんちゃんやねこちゃんは、ポカポカなお気に入りの場所をもう見つけましたか?

 さて今回は、看護師として振り返り、思うことをお話しします。普段みなさんの見慣れている動物看護師の姿はどんなものですか?受付電話対応、診察検査補助、入院動物のお世話、さらに診察以外の場面では、個々の長所を生かして手術の補助、歯石除去、リハビリ、シャンプー、しつけや歯磨き教室様々な位置で動いています。ただそれぞれ違う位置にいても、見ているものはみんな同じです。おかだ動物病院が掲げている“ヒトと動物の健やかな生活のために”です。

 新しい家族との出会い。受付で嬉しそうに話してくださるおうちでの様子。担当の子が元気になって退院していく姿や、それを迎える飼い主様の笑顔。重い病気であっても真剣に向き合い、できることをしてあげたいというご家族の優しい思い...感動する瞬間や動物看護師という仕事に対するやりがいを感じる時は、数えきれないほどあります。しかし大好きな動物達に囲まれて幸せを感じる反面、命を預かる責任を感じる毎日です。自分の未熟さがくやしくて涙を流すこともありました。動物も高齢化社会、どんな子でも最期は必ずやってきますが、何度経験してもその子とご家族だけの物語があると思うと何とも言えない気持ちになります。ただそんなお別れの時でも、ご家族に“○○ちゃんに会えて良かった”、“今までありがとう”と悔いなく見送られる最期であればと心から思います。たとえ同じ病気であっても、ご家族の考えや、ご家庭の事情、様々なタイミング次第で結果が変わる事も多くあります。獣医師からの提案や正解のない選択に迷うこともあるでしょう。いち飼い主の私も迷う事は沢山あります。しかしご家族で話し合って出した答えはきっと、そのご家族とその子にとっての最善ではないでしょうか。その答えに対して今その子にしてあげられること、“ヒトと動物の健やかな生活を願うスタッフとして、ご家族の心情に寄り添い、精一杯のお力になれたらと思います。

 おかだ動物病院で働き始めてもうすぐ6年、まだまだ毎日が勉強です。日々、穏やかな気持ちと笑顔での対応を心がけていますが、実際には飼い主様の温かいお言葉や動物たちのまっすぐな笑顔に、いつも元気をもらっています。本当に本当にありがとうございます。感謝の気持ちを忘れず、これからまた頑張っていこうと思います。      動物看護師 : 阿部麻衣子



第130号
2015.10.15 発行
 
やっぱり怖い歯周病

  

みなさん、こんにちは。院長の岡田光司です。先日、東京の学会で、改めて口腔内のケアやより良い抜歯の方法、難しい口腔外科、歯周病について講義・実習を受けてきました。

 3歳以上のワンちゃん、ネコちゃんの80%は歯周病があると言われており、事実、ワクチンや下痢などで診察を受けた場合、偶発的に歯周病が見つかることは多々あります。ただ、それが軽度であったり、飼い主様があまり積極的でない場合、主たる来院目的のみに対応し、あえて歯周病について触れることもしないことがあるのも事実です。しかし、それはやはり、獣医師としては怠慢だったと、反省しました。なぜなら、歯周病とは、歯が汚れて見た目が汚くなるだけではなく、歯の周りが腐っていく病気で、一度、腐ってしまった組織は二度と元に戻らないからです。歯は歯槽骨という顎の骨に歯周靭帯で強固に固定されています。しかし、細菌は歯の周囲の歯肉、歯周靭帯、骨、軟部組織を溶かす力があります。歯の表面にある歯石の中の歯周病菌はやがて歯周ポケットに入り込み歯茎を真っ赤に腫らします。あまり症状を示しませんが、きっとワンちゃんやネコちゃんも痛いはずです。それだけでなく、歯の根っこを伝って奥に入り込み、頬が腐って血膿が出てきたり、慢性の鼻汁やくしゃみ、目の腫れ、最悪は顎が折れたりします。ずいぶん昔に重度の歯周病で顎が折れた子が来院しましたが、骨が溶けすぎていて、もう骨折は治せない状況でした。そうなると、飼い主様が食事を手伝うようになりますが、この子の飼い主様はあまり熱心ではなかったのですぐに病院に来院されなくなり、後に電話で安否を問うたところ、すでに衰弱死していました。かわいそうでした。また、学会では細菌性の心内膜炎で亡くなった子の病原菌が歯周病菌と一致した事も報告されていました。みなさん、歯周病は怖いですよ。

 歯周病で不幸になる子を減らす目的で、おかだ動物病院は11月・12月、先着30頭に限り、通常より10OFFの料金で歯石除去をやらせてもらいます。何となくおうちのワンちゃん・ネコちゃんの歯が汚いなと思っていた方は是非この機会に歯石除去をしてあげてくださいね。

                                 文 : 岡田 光司

 



第129号
2015.9.15 発行
 
釣りでリフレッシュ&学び

  

 みなさん、こんにちは。院長の岡田光司です。今回は動物とは全く関係ない釣りの話です。息抜きとして読んでみて下さい。先日、福山のかめや釣り具さんのイベントで、しまなみに鯛を釣りに行ってきました。一つテンヤという釣りで、極細の糸に針付きの重りを一つだけつけ、エビを餌に釣ります。一日中竿を動かして30m下の鯛にテンヤをアピールするアグレッシブな釣りです。シンプルな仕掛けの分、鯛がかかった時には躍動が手にすごく伝わり、釣り上げるまでのファイトはとても楽しいものです。釣った鯛はもちろん捌いて食べます。

 最近、YouTubeで板前さんが魚を捌く動画をよく見ます。上手な人の包丁の使い方は、凛としていて見ていて惚れ惚れします。それだけ包丁がよく走るためには、包丁の手入れや右手の使い方だけでなく、魚の置く角度や左手の位置や役割が大事なんだな〜と分析しています。プロの板前さんのように、無駄がなく、緻密に計画された手術を僕も目指しています。

 で、肝心の釣果ですが、セトダイやワニゴチ、アコウなど外道ばかり8匹でした。おまけにエイまで釣りましたが危ないので即刻海にお帰りいただきました。お目当ての真鯛は掛けたものの途中でバレて(引き上げる途中で針が外れること)しまいました。非常に悔しい思いをしました。台風の後で水が濁ってたし、塩分濃度が低く魚の活性が落ちていたというのはいいわけでしょう。釣具屋のスタッフさんはきっちり64cmの大鯛を釣りあげました。さすがです。話を聞くとかなり理論立てて釣りを構築しており、細かいところにも気を配っています。例えば一つテンヤの純正の針はキレが悪いからと新品でも別の物に取り換え、一匹釣れると必ず針先をチェックし必要があればヤスリで研ぎ直します。今までそんなこと考えもしませんでしたが、小さいことの積み重ねが差に繋がると身に染みたので、次回からそうしようと思います。釣果は残念でしたが、単純に海の上は気持ちいいし、初めて会った人たちとも和気あいあいと笑いながら釣りが出来て楽しい一日でした。また明日から頑張ろうと思いました。文: 岡田 光司



第128号
2015.8.15 発行
 
関節炎の動物さんが快適に過ごすために

  

 

暑さもようやく峠を越したように感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。熱中症予防に引き続き注意を払いながら、おうちの子の健康に注意を払ってあげるようにしましょう。

 さて今回は、テネシー大学公認「犬のリハビリテーションセミナー」に参加しましたので、ご報告をさせていただきます。横浜にて6日間連続で行われました。様々な症状に対するリハビリの考え方や栄養学、解剖学などを深く学ぶことが出来ました。学んだことがたくさんある中で、関節炎に関することを3つお話します。

@「関節炎の痛みは冷やして取る!」

  関節炎がある関節を温めてしまうと、関節内の栄養を分解する酵素を活性化させてしまうので、痛みを取るためには冷やすことが重要です。

A「サプリメントは非常に効果がある!」

 関節炎がある子に対して、グルコサミン、コラーゲン、脂肪酸などが入ったものがありますが、サプリメントを飲んでいる子とそうでない子では日常の快適さに差があることがわかっています。市販のものは、成分の濃度が十分でないことがあるので注意が必要です。

B「動くことが大切!」

 関節炎があり、動きたがらないからと言って、まったく運動しない状態が続くと、筋肉、骨密度、靭帯や腱の伸張性があっという間に低下し、歩けなくなってしまいます。関節炎の痛みがある場合は、痛み止めを内服し、動物さんがリラックスしている状態で、関節を少し曲げ伸ばししましょう。関節軟骨は、血管がない為、関節を動かすことで循環する関節液から栄養を得ます。関節が動かない状態だと、関節軟骨は壊れてしまいます。また後肢が痛い場合は、後肢補助ハーネスなどを使い、体重の一部を支えてあげることによって運動できる場合があります。他にも水中で運動することで体重の負荷を取り除き、関節運動をサポートできます。

 ワンフィットでは様々なエクササイズが可能です。おうちの子がいつまでも快適に過ごせるようにサポートできたらと思っています。お気軽にご相談くださいね。

      : 動物看護師  岡田 麻衣子

 



第127号
2015.7.15 発行
 
いつまでも元気に過ごしてほしいから

  

みなさんこんにちは、梅雨明けが待ち遠しくなるじめじめとした日が続きますね。夏バテはしたくないですが、早く夏になって欲しいなと思うこの頃です。さて今回は、看護師の佐藤が最近注目のアンチノールというサプリメントについてご紹介したいと思います。

 見た目はオレンジ色の丸いカプセルで、中にとろっとした脂肪酸(オイル)が入っているサプリメントなのですが、なんとこのオイルはモエギイガイというニュージーランドのきれいな海育ちの貝から抽出されています。テレビのCMで、DHAEPAと呼ばれる人用サプリメントの宣伝を耳にしたことはないですか?アンチノールにも同じようなDHAEPAなどのオメガ3脂肪酸といわれるものが含まれていて、これはすべての年齢のわんちゃんねこちゃんが必要としている栄養素です。わんちゃんやねこちゃんでは、毛並み、皮膚、関節、血管の健康に役立つという優れものなのだそうです。さらに強い抗炎症作用があることも証明されているため、当院では膝などの関節に関連した手術のあとにも継続してアンチノールを飲んでもらうようにおすすめしてます。また、アンチノールは皮膚や関節が気になる子だけでなく、シニア期を迎えたわんちゃんやねこちゃん達の健康を幅広くサポートしてくれるのでおすすめです。カプセルをそのまま食べさせてあげるだけなので簡単です。

 ちなみに我が家のちょろ(6歳のダックス)は、毛のぱさつきが気になるのと、以前に椎間板ヘルニアになったことがあるため再発予防として毎日1粒あげています。まず中身のオイルだけを出してもらって食べた後にカプセルを味わって食べるというこだわりがあります。ちょっとだけ手がかかりますがこんなあげ方もあります。聞くところによるとイクラのような味がするそうなので味わって食べているのかもしれませんが笑。アンチノールのおかげなのかだんだんと毛がしっとりしてきた感じがあって、今のところ元気に毎日過ごしてます♪アンチノールを使っていただいている飼い主さんからも毛並みがよくなってきた、膝の調子よさそうなどとお聞きすることも多いです。アンチノールについて気になる方はスタッフまでお声かけくださいねホームページもありますのでよかったら「アンチノール」で検索してみてください。

      : 動物看護師  佐藤 洋子



第126号
2015.6.15 発行
 
病院が苦手なネコちゃんのために

  

 

こんにちは、看護師の石井です。梅雨に入りじめじめした日が多くなって、憂鬱な日が続きますね。今回は病院が苦手なネコちゃんへの対処方法をお話しします。

 私たちでも、知らない場所や慣れない場所は緊張してしまいますが、同じようにネコちゃんも自分の知らない場所は怖いと感じてしまい、病院は怖い場所になってしまうことがあります。私の家のネコちゃんも病院に連れて行くと、ずっと何かを訴えて鳴き続けていて、「緊張しているんだろうなと感じます。来院時、待合室でワンちゃんと一緒になってしまうことありますよね。常にネコちゃんとワンちゃんが一緒の家庭なら、同居のワンちゃんと仲良しな子も多くいると思いますが、ネコちゃんにとってワンちゃんは苦手な存在なのです。そんなときにブランケットやタオルが便利です。キャリーケースにかけてあげるだけでもワンちゃんや知らないネコちゃんと目が合わなかったり、少し暗くなるので落ち着いて待ってくれます。また、ネコちゃんが入るキャリーケースの大きさも、頭からお尻までぴったりおさまるサイズがいいといわれています。(ワンちゃんの飼い主さんは、ネコちゃんの入ったキャリーケースに近づけないようご配慮お願いいたします)

 病院から帰宅したときに、同居のネコちゃんと毎回けんかしてしまうということはありませんか?けんかの原因は病院のにおいです。ネコちゃんの嗅覚は私たちの何倍も優れているので、おうちと違うにおいがすると警戒してしまうのです。普段は仲良しなネコちゃんたちがけんかしないために、帰ってからすぐにキャリーケースから出さずにキャリーケース越しに同居のネコちゃんと対面させて、徐々ににおいや環境に慣れさせてあげましょう。もしも可能であれば、しばらくは別の部屋で過ごさせてあげておうちのにおいになじませてあげるのもひとつの方法です。

 病院でも使っているフェリウェイという製品には、ネコちゃんの頬から出ているフェロモンが入っていて、落ち着かせてくれる効果があります。ストレスを感じやすいネコちゃんや、多頭飼いのおうちにはおススメです。詳しくはスタッフまでお気軽にご相談くださいね。

       : 動物看護師  石井 美帆

 



第125号
2015.5.15 発行
 
犬のノミ・マダニの経口薬新発売

  

みなさん、こんにちは。ようやく予防のシーズンも終盤となり、動物病院も平静を取り戻してきました。病院が混み合い、大変お待たせしてしまった方々、快くご理解をいただきありがとうございます。おかげさまで円滑な診療が行えております。

 さて、今年はどういうわけか、「犬にマダニがついていることが多い!」です。ほとんど室内で飼っているのでマダニの心配は無いと、飼い主様がおっしゃっている目の前で、血をたっぷり吸ってまるまる大きくなったマダニを犬の体に見つけることも数度ありましたし。また、そろそろ予防しようと思うと言われている飼い主様の猫にも、すでにノミやマダニがついていました。なんとなく、例年よりもノミ・マダニの被害は早くから始まり、今まで大丈夫だった子も被害に遭うようです。ノミもマダニは、存在が気持ち悪いというだけでなく、皮膚の痒みを起こしたり、様々な病気を伝播します。病気の伝播は、寄生された犬や猫のみならず、飼い主様にも被害が及びます。特にマダニによる重症熱性血小板減少症は、岡山県でも死者が出ておりますので気をつけないといけませんね。

 ただ、予防が大切と分かっていても、実際に滴下薬をチャカチャカ動く犬の首の後ろにつけるのは難しい場合がありますよね。つけた部位は少しカピカピしますし・・・そんな悩みを持たれていた飼い主様に朗報です。従来の滴下薬に比べ少し値段は高くなってしまいますが、おいしいソフトチュアブルタイプのノミ・マダニ駆除の経口薬が今春新発売されました。かなりおいしいらしく、ほとんどの子がおやつのように喜んで食べてくれるそうです。具体的には1ヶ月に1度、お肉タイプのお薬をあげるだけで、一ヶ月間、ノミとマダニの被害からワンちゃんを守ってくれます。この薬を飲むとなんと30分後には、ノミが死にはじめ、8時間後には全てのノミが駆除されます。もちろん、シャンプーの影響も受けません。ただし、全国的にもかなり人気で多く売れていて、只今、品切れ状態だそうです。しかし、必ず入手は出来ますので、ご希望の方は予約を受け付けております。お気軽に当院スタッフへお申し出ください。また、この製品に関する質問なども当院スタッフにお気軽にお声かけください。        

岡田 光司

 



第124号
2015.4.15発行
 
やっぱり大事。病気の早期発見早期治療

  

 

 

なさん、こんにちは。春らしい過ごしやすい気候になりましたね。ワンちゃんのお散歩にはいい季節ですね。お仕事などなにかと忙しいでしょうが、しっかりリフレッシュもして下さいね。

 動物病院は春は予防の季節でもあり、大変混み合う季節でもあります。お待たせすることもあるかと思いますが、スタッフ一同、円滑な診察を心がけておりますのでご理解をお願いします。今年の印象は、例年よりも、「フィラリアの検査のついでに健康診断」という方が多いことです。一昔前は、動物の具合が悪くなってから動物病院に連れてきて初めて検査することがほとんどでした。しかし、近年では、飼い主様の病気に対する意識の向上や、ワンちゃんネコちゃんたちが大事な家族の一員として位置づけも確立してきたせいか、元気な時から検査を希望されることが非常に多くなったように思います。また、昔は病気の早期発見が出来たとしても、「今はまだ元気だから」という理由で治療を希望されない飼い主様も多かったですが、最近は、獣医師が今の飼い主様には見えていない将来起こるであろう不具合を語ると、症状がなくても積極的に治療を希望されるようになりました。自分で治療を希望することのできない動物達にはよい時代になったと思います。

 当院でオススメしている健康診断は、ワンちゃんもネコちゃんも7歳を過ぎれば年に一度の血液検査、10歳の節目に総合ドック、10歳を超えたら年に2回の血液検査です。現にこの春だけでも、一応健康診断を兼ねて血液検査をしたことで、早期に病気が発見でき、早期治療に入れた子も数頭います。病気になることは不幸な事ですが、なってしまったら仕方がないことです。気持ちを治療に向けて、最善を尽くしましょう。食事や体型を気をつけるととともに、必要に応じて投薬治療することで、最大限のハピネスが維持できると思います。

 少し、話は変わりますが、最近当院では膝蓋骨内方脱臼の手術と胆嚢摘出の手術が顕著に増加しております。近隣にはないリハビリ施設が当院に併設されたこともあり、遠方からも紹介で手術を受けるようになりました。膝蓋骨内方脱臼の手術も現在の不具合よりも、将来起こるであろう重度関節炎をともなう辛い辛い老後生活を危惧して、今のうちに手をうつ手術です。また胆嚢炎も悪さをするまではほとんど無症状ですが、一旦、悪さをし始めると大変恐ろしい病気です。末期状態では大学で手術しても死亡率80%というとんでもない病気です。しかし、早期発見し必要であれば早期に手術することにより、ほとんどの子は助けることが出来ます。みなさま、今一度早期発見早期治療の有用性を再確認していただき、動物病院と共に、今、何をすることが、おうちの子の末永い幸せになるのかを、一緒に考えていきましょう。 : 岡田 光司



第123号
2015.3.15 発行
 
おうちの子の笑顔を守る7つのポイント

  

 温かい日差しが春の訪れを感じさせる今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。おうちの子の笑顔を守るため、おかだ動物病院スタッフ一同、飼い主様と一緒に考え、サポートできたらと思っています。

 おうちの子との生活の中でチェックしてほしい7つのポイントです。よかったらチェックしてみて下さい。

気になることがあれば遠慮なく、スタッフへご相談ください。より良い毎日のために一緒に考えましょう(*^_^*

@11回おうちの子に笑顔で「ありがとう」と言っている

 おうちの子が目の前にいる、何気ない日常がこの上ない幸せ。それを見逃さず、11回おうちの子にありがとうを言って幸せを分かち合いましょう(*^_^*

Aおうちの子のお食事を年齢や病気に合ったものを選んであげている

 お食事は、おうちの子の体を作る大事な物。おうちの子に合ったものを選ぶのが難しい場合は、病院でご用意できます。遠慮なくご相談ください。

B歯の健康を考えて、デンタルケアに取り組んでいる

 はみがきが難しい場合は、安全なデンタルガム、飲み水に混ぜるタイプのデンタルシロップがあります。おうちの子に合ったものを選ぶところから始めましょう。

Cおうちの子の体重管理に気を配っている

 肥満は万病の元。理想体型かどうか病院でチェックしてみましょう。必要があればおうちの子に合ったダイエット大作戦を一緒に考えていきましょう!

Dワクチンやノミ・マダニ、フィラリア予防などのメディカルケアを定期的に行っている

 病気になってしまうと、おうちの子はとてもつらいです。予防できるものは予防をしてあげることが大切です。定期検診も重要です。年に2回は身体検査と血液検査を受けましょう。

Eシャンプーやブラッシングなどのケアを定期的に行えている

 おうちの子の皮膚や被毛の健康を保つために重要です。ブラッシング、シャンプーなど難しい場合は、一緒にワンフィットでやってみませんか?

Fいつもおうちの子が健やかな寝顔をしている

 安心して眠れる環境を整えてあげることは、大切な事です。健やかな寝顔であることは幸せの証です(*^_^*

 いかがでしたか?おうちの子とご家族が健やかな毎日を送れることを心より願っています。


     文 : 動物看護師 岡田麻衣子


 



第122号
2015.2.15 発行
 
おかげさまで10周年

  

 みなさん、こんにちは。寒い日が続きますね。風邪などひかぬようご自愛ください。おかだ動物病院は2005219日に開院し、今年で10周年です。10年前にペットショップから買ってきたばかりで、初めてのワクチンにやってきた子犬も、今では白髪が混じり始めたシニア犬になってしまいました。ぬいぐるみのようなやんちゃな子犬を胸に抱え、しつけのことや予防のことなどもわからず、一生懸命質問していた新米飼い主さんもおられました。今では飼い主様とその犬の間には10年間の絆があり、良きパートナーとして健やかな良い時間を共有したことが、犬の笑顔と飼い主様の笑顔から伺われます。

 10年間は、あっという間でしたが、近隣の先生や、恩師、同級生、業者さん、スタッフ、スタッフのご家族、ほんとに多くの人に支えられてやってこれたのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。また、素敵な飼い主様とも多く出会うことができました。元気になって退院していくときに「ありがとうございました」と言われるのは、やはり獣医師冥利につきるというか、飼い主様も動物たちも笑顔で帰っていくのは何度経験しても嬉しいものです。

 しかし、延命や生活の質の向上はできても、救命は不可能な病気もたくさんあります。この10年の間に見送った命も多いです。それでも、最後に「本当に長い間ありがとうございました」と言われたり、「この病院に来てよかった」とか「先生に診てもらってよかった」というお手紙をもらうと、非常に感慨深く思います。

 おかだ動物病院のコンセプトは、開業以来変わらず、「ヒトと動物の健やかな生活のために」です。今までの10年間、この想いにブレはなく、今後もブレルことはないと思います。動物の病気を治すだけでなく、動物達がいつまでも健康的で、ご家族とともに健やかな生活を送れるようお手伝いさせてもらおうと思っております。そのためには、適切な獣医療の提供だけではなく、しつけやリハビリ、セルフシャンプー、はみがき教室、シニア教室など、多角的なサービスが必要と考えております。また同時におかだ動物病院はスタッフの自己実現の場でもあると思っております。なりたかった職業についたスタッフがイキイキ働ける環境をつくるのも僕の仕事だと思います。

 今後もみなさまの愛するおうちの子との時間が、よりよいものになれるよう、同じ志と異なる能力をもったスタッフと共にお手伝いします。         文 : 岡田 光司


 



第121号
2015.1.15 発行
 
1 月 ・ 2 月限定!フィラリアを 1 年間予防できる注射薬

  

 みなさん、こんにちは。寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?うちの娘たちは、元旦に、「縄跳びを頑張る」とか「ピアノを頑張る」と言っておりましたが、自主的に頑張ったのは1週間ぐらいですね。なかなか頑張ることを継続するのは難しいですね。

 さて、今回はフィラリア予防薬のお話です。もうご存知の方も多いでしょうが、フィラリアとは犬の心臓に寄生する白く細長い糸状の寄生虫です。血液の中に大量の赤ちゃんを産み、蚊によって媒介され蔓延していく病気です。一度、フィラリア症に感染してしまうとその治療は困難で、多くの月日と薬を必要とします。しかも、治療中に命を落とす子もいれば、後遺症として重度の心不全が残る子もいます。フィラリア症の最後は呼吸困難で窒息死します。紫色の舌になり、喘ぐように呼吸をし、夜も眠れないようになり、最後は喀血をして亡くなります。悲惨な最期です。

  近年、飼い主様の予防意識も高まり、フィラリア症の発生は全国的には減少していると言われますが、いかんせん、ここ笠岡ではまだまだフィラリア症の子も多くいます。蚊によって伝播するという事は、もしご近所にフィラリアにかかっているわんちゃんがいれば、おうちの子がフィラリアにかかる可能性は高くなるという事です。

 また、フィラリアは犬のみならず、猫やフェレットにも寄生します。猫の場合、犬と違い、ほとんど症状を出すことなく突然死をします。よって、病院に連れてくる暇も治療する暇もありません。予防が大事です。

 基本的な予防方法は犬であれば5月〜12月までお肉タイプの予防薬を月一回飲ませ、猫であれば滴下タイプのお薬を月一回滴下します。

 ただ、つい忘れてしまったり、ワンちゃんがそのお薬を飲むのを嫌う場合、確実な予防効果は期待できません。そんな飼い主様、ワンちゃんにオススメは一度接種すれば一年間フィラリアの感染を予防してくれる注射薬です。料金は経口タイプの一年分の料金と同一になります。ただし、経口薬は消化管内寄生虫の予防効果もありますが、注射薬にはその効果はありませんので、ご自分にあう予防法を検討していただけたらと思います。不明な点があればお気軽に当院スタッフにご相談ください。

           文 : 岡田 光司

 



第120号
2014.12.15 発行
 
おうちの子にあった食事で健康な毎日を!

  

12月に入り一段と寒くなりましたね。みなさんのおうちのわんちゃん・ねこちゃんも布団やこたつの中にもぐっていることが多くなってきたのではないでしょうか。

 さて今回は、看護師の佐藤が毎日のごはんについて少し書いてみようと思います。みなさんはおうちの子にどんなごはんをあげていますか?

 例えば、ペットショップで買ったフードを食べているという子や、病院に行ったらアレルギーがありそうだから・おしっこに結晶が出やすいから…と言われ専用のフードを食べているという子が多いのではないかと思います。

 最近はお店に行ってもいろんなフードがたくさんあって、どれを選んで良いのか迷ってしまいますよね。そこでチェックしてもらいたい1つのポイントとしては、パッケージに「総合栄養食」と書いてあるかどうかです。総合栄養食は、わんちゃん・ねこちゃんが必要とする栄養素をすべて含んでいるので、お水と一緒にあげれば栄養バランスが偏ることはありません。

ほかに、「一般食」や「副食」の表示をみかけることもあるかと思いますが、これは人でいうおかずに相当するものなので総合栄養食と混ぜてあげないと栄養バランスが偏ってしまいます。ちなみに、病院からお出しするフードには「療法食」というものがあります。これは特定の症状にあわせて栄養バランスが調整されていますよというものです。

 わんちゃん・ねこちゃんは、人のように自分で栄養バランスを考えて食べ物を食べることは出来ないので、飼い主さんがその子に合ったものを選んであげることが大切です。

動物病院はワクチン接種や病気の時に行く所、というイメージが強いかと思いますが、どのフードをあげたらいいのか分からないという場合でもお気軽にご相談ください。

 一緒に生活をしている中で、なんとなく毛艶が悪いような気がする、ちょっと太ってきたかな、歳をとってきたなと感じる…など飼い主さんだからこそ気付けることもたくさんあると思います。わんちゃん・ねこちゃんの状態をみせていただき、飼い主さんのお話をお伺いしながら獣医師や看護師がおうちの子にあったフードをご提案させていただきます。毎日食べるものだから、これを機会にフードについて少し考えてみてもらえたらと思います。

 寒い日が続きますが、体調を崩さないように注意してあげてくださいね。みなさんのおうちの子が来年も楽しく元気に過ごせますように

 文 : 動物看護師 : 佐藤洋子


 




第119号
2014.11.15 発行
 
岡山にて獣医学術年次大会開催

  

みなさんこんにちは。山陽新聞などの掲載でご存知の方もおられるかもしれませんが、来年の2月には岡山県で日本獣医師会の年次大会が行われます。

毎年、日本各地の獣医師会で持ち回りで開催され、日本獣医師会の中では最大イベントの学会です。日本全国から小動物だけでなく、大動物や公衆衛生分野の獣医師が集まり、それぞれの会場にて、最新の治療や卒後教育が行われます。また、学会の中では、一般市民を対象とした市民公開講座も行われ、「自分に適した犬の選び方」や、「健康診断の重要性」について獣医師がレクチャーします。

 犬種の違いはその見た目のみならず、犬の性格、必要な運動量、必要な手入れなど大きく異なります。また犬種ごとに好発する病気も異なります。ワンちゃんを選ぶときは、その瞬間のトキメキで決めるのではなく、ご自身のライフスタイルや性格、体力、家族構成、住環境を考慮して決めてほしいと思います。また、それは現時点のみならず、12年後の自分たちの状況も想像して決めてもらいたいと思います。犬も猫も必ず年を取り、年を取れば体力も落ち病気も増えます。必ずやってくる愛犬・愛猫のシニア生活をきちんと支えられるかを考え、そしていつか必ずくる別れも認識しておいてもらいたいと思います。

可能な限り、快適で平穏なシニア生活を送らせてあげるためには、ご家族の認識がとても大切だと思います。具体的には、適切な体重管理、適切な食事管理、適切な運動などのアンチエイジング対策、そして病気の早期発見の為の健康診断です。動物は本来、自分の弱さを隠すもの。毎日一緒に過ごしているご家族でさえ、病気の初期に異変に気づくことは難しいと思います。7歳を超えれば1年に1回、10歳を超えれば1年に2回、簡単でもいいから健康診断を受けたほうがいいと思います。もちろん、検査のボリュームがある総合ドックを受けた方が安心も大きいですが費用負担も確かに気になりますよね。しかし、犬種や動物種によりなりやすい病気はある程度決まっていますので、獣医師と相談の上、必要性の高いものをチェックしていけば、コストパフォーマンスも良くなると思います。

また、後悔のない別れを迎えるためには、生前にしっかりと愛情を注ぐことだと思います。

年次大会の市民公開講座はどなたでも参加できますので、興味のある方は是非お越しください。会場でお会いしましょう。


文 ; 岡田 光司

 



第118号
2014.10.15 発行
 
いつも目標を持って

  

みなさんこんにちは。僕は小学生の頃、動物の本や登山家の本をよく読んでいました。登山家の人たちの本を読んでは、大きな目標を達成するためには少しずつでも毎日努力しないといけないと子供ながらに感じたのを覚えています。

 先日、大阪で三浦雄一郎さんの講演があったので聞きに行ってきました。三浦雄一郎はみなさんもご存知かと思いますが2013年に歴代最高齢の80歳でエベレスト登頂に成功した人物です。僕は学生の頃、エベレストからスキーで滑降する三浦雄一郎のドキュメンタリーを見て、かっこいいなーと思っていたので、わくわくしながら大阪に向かいました。

 講演はやはり面白かったです。その中で次のことが印象に残りました。数々の挑戦をしてきた三浦雄一郎ですが、60歳を超えた時、今までの「冒険だ!チャレンジだ!」という人生は家族も心配するし、もうやめようと思ったそうです。そして普通の生活を過ごすようになったそうです。しかし、時期に階段を上がるのも辛くなり、果ては不整脈で倒れるほどになってしまったそうです。主治医はその原因は暴飲暴食・運動不足だと言い、具体的な生活習慣の改善策を与えてくれたそうです。

 しかし、三浦雄一郎は、暴飲暴食・運動不足になった更なる原因があると考えました。それは目標を失ったことだと。そして、再びエベレストに登るという目標を立て少しずつ少しずつトレーニングをしたそうです。

 僕自身のことを思い返してみても思い当たることはあります。獣医師免許を手にした頃は早く一人前の獣医師になること、生まれ育った笠岡で開業した頃は、地域に認められる動物病院になること、動物医療を通じて地域社会に貢献することを目標にがんばってきました。しかし、それらの目標も大方達成されたせいか、最近は夜の勉強もあまり捗らなかったりします。

 よって今は次の2つの目標をたてて頑張っています。質の高い動物医療の提供のみならず、One Fitを通じて飼い主様たちが動物との健やかな生活が送れるサポートをすること。好きで看護師や獣医師になったスタッフに十分な活躍の舞台を与えること。

 おかだ動物病院は同じ志と異なる能力をもったプロ集団として、動物と人の健やかな生活をサポートできる存在になりたいと思っています。

           文 ; 岡田 光司



第117号
2014.9.15 発行
 
要注意!わんちゃん ・ ねこちゃんにあげてはいけない食べ物

  

みなさんこんにちは、最近栄養についての勉強を始めた看護師の佐藤です

だんだんと秋に入り、いろんなところでおいしそうなものをたくさん見かけますよね、秋の味覚をうちの子にもおすそわけ!なんてしたくなる方も多いと思います。

しかし、人にとってはおいしいものでも、わんちゃんねこちゃんには有害となるものもたくさんあります。

そこで今回は、わんちゃんねこちゃんへあげてはいけないもの、注意が必要なものを紹介しようと思います。

@ネギ類  みなさんよくご存知だと思いますが、タマネギなどのネギ類は血液中の赤血球を壊してしまう可能性があります。タマネギの成分が含まれるもの、例えば肉じゃがなどの汁も要注意です。

Aチョコレート  これも有名だと思いますが、チョコレートやカカオを大量摂取すると下痢や興奮、突然死などを起こす可能性があります。チョコレートがけのドーナツなども注意してくださいね。

B牛乳 : わんちゃんねこちゃんの中には、牛乳に含まれる成分をうまく分解できずにお腹の調子を崩してしまう子がいます。

Cキシリトールを含む食品  歯にいいとされているキシリトールですが、キシリトールガムなどをたくさん食べてしまうと低血糖を起こす場合があります。(病院にあるデンタルケア商品に含まれているキシリトールの量は大丈夫です)

Dブドウ:あまり知られていないかもしれませんが、ブドウで中毒を起こす場合があります。ちょうどブドウのおいしい季節ですが、おすそわけはしないでくださいね。

Eはちみつ  ごく稀に、はちみつの中にボツリヌス菌という細菌が入りこむことがあり、お腹の調子を崩すことがあります。特に、子犬ちゃん子猫ちゃんはお腹の機能がしっかりしていないのであげないようにしてください。

F生の甲殻類や淡水魚  お魚が好きというねこちゃんもいると思いますが、生のままだと、からだに必要なビタミンが分解されてしまうそうです。

 ここに書いただけでもたくさんありますね。

わんちゃん達は、おいしいものがよく分かっているので欲しがることもあるかと思いますが、基本的に人の食べ物は塩分や糖分が過剰になってしまうことが多いです。大切な家族の健康のために参考にしてもらえたらと思います。暑い夏も過ぎ、過ごしやすく食欲の秋ですが、食べ過ぎには注意をしてあげてくださいね!  
文 : 動物看護師 佐藤洋子


第116号
2014.8.15 発行
 
備えていますか?動物の災害バック  

  


 台風11号 

 みなさん、台風11号は大丈夫でしたでしょうか?島をはじめ多くの地域で避難勧告が出されましたね。僕の携帯電話にも避難勧告のアラーム通知が入り、地域の緊急連絡で笠神社に避難するよう電話が入りました。さすがに少し緊張しました。

 自宅から外を伺ってみてもそれ程物凄い状況ではありませんでしたが、とりあえず避難用の荷造りをしました。着替え、歯ブラシ、懐中電灯、常備薬、非常食、雨具・・・・。結構、時間を要しました。これが地震などであれば大変です。日頃から準備をしておくことが大切だと感じました。

 愛犬愛猫の防災バック

 震災になれば、犬猫も悲惨な状況におかれることは、これまでの様々な報道により周知のことと思います。ではそのような中でも不幸を最小限にとどめる方法はないでしょうか?それはやはり、日頃からきちんと備えておくことだと思います。

防災バックの中身

 では、防災バックの中に備えておけばいいと思うものをあげておきます。

@数日分のフード Aペットボトル B食器

Cうんち袋  Dトイレットペーパー

Eお気に入りのおもちゃやおやつ

F犬であれば狂犬病済票番号の控え

Gリードと首輪&キャリー Hペットシーツ

I内服中であれば内服薬

J匂いのついたタオル・・・

以上のものがあれば当面なんとかなるでしょう。

 その他の備え 

 また、個体識別情報が入っているマイクロチップを挿入しておくことや、飼い主情報を記したペンダントを首輪などにつけておくことも大切ですし、ある程度環境の変化に対応できる柔軟性や、ある程度他人を許容するようにしつけておくことも大切だと思います。

 みなさん、いざという時に慌てぬよう、日頃から備えておきましょう。 文: 岡田 光司





第115号
2014.7.15 発行
 
院内リハビリテーション事情  

  


ご挨拶

 最近ますます暑くなってきていますが、皆様のご家族はいかがお過ごしでしょうか?我が家の動物たちは皆それぞれに涼みながら快適なエアコン前を占領しています。

 今回またまた僭越ながらおかだ動物病院通信の執筆を行っているのですが・・・僕が担当しているリハビリに関してお話しようかと思います

 

リハビリテーション の内情!?

 最近膝蓋骨脱臼の手術後のリハビリをよく行っています。

そもそも膝蓋骨脱臼って?と思われたかと思いますが、膝蓋骨とは人の膝の皿同じものであり、その膝蓋骨が膝から外れてうまく歩けなくなる病気を膝蓋骨脱臼といいます。

 治療法は手術のみなのですが、手術を行った関節は多少動きに違和感が残る場合があります。この違和感を少しでもなくし、上手に使えるようにリハビリを行います。実際にリハビリを行った子は非常に後ろ足の曲げ伸ばしが上手にできるようになります。スポーツ選手が膝の手術を行ったあとに必死にリハビリをやるのと同じですね。

 では言葉がわからない動物たちにどうリハビリを行うのかということなのですが、これには飼い主さんの力が非常に重要になります。

 動物たちは初めて見る障害物やリハビリ器具、水などに対し怖がります。でも、ご家族が一緒にいることで安心感と自信生まれ、よりよく足を動かしてくれるようになります。またご自宅でのリハビリも非常に重要ですので、実際に一緒にやっていただくと、よりよくリハビリができるようになります。

 もしリハビリをやることになったとしても様々な面からサポートしていきますので、いろいろとお気軽に相談してください。

岸家3人衆

 さてさてご報告が遅れましたが我が家に3番目の家族が増えました。名前は「小太郎」です。毎日頭の中が晴れやかな男の子のビーグルです。

 これで岸家は上からさっちゃん、ふーちゃん、そしてこっちゃんとなりました。今もふーちゃんとこっちゃんはなめ合って仲良く寝ています。

 今後とも岸家3人衆ともどもよろしくお願いします。 
                       文 : 岸 領

  






 第114号 2014.6.15 発行

元気に走り回る!これが犬と猫の幸せ

  

整形実習に行ってきました

5月28日、通常通り診察を終え、寝台電車に乗り横浜へ向かいました。

整形外科の上級コースに参加する為です。このコースでは、スイスやアメリカから世界トップクラスの整形外科医がインストラクターとして来日し、3日間みっちり指導を受けられます。スケジュールもハードでしたし、内容も難易度の高いものが多かったですが、大変有意義な実習でした。具体的には主に矯正骨切り術を学んできました。それは生まれつき骨が曲がっていたり、成長期にアクシデントで骨が歪んでしまった子の骨を理論的な位置で切り、角度を補正して付け直す方法です。

【 Move is Life , Life is Move 】

これは僕が好きな言葉です。動物が大地を力強く疾走する姿は、とても美しいものです。動物たちにとって、生きるという事は躍動することであり、躍動することが生きることそのものと言っても過言では無いかもしれません。

なにもこれは大自然のチーターやシマウマの話ではありません。犬が散歩中に走るとき、猫が一生懸命猫じゃらしを追っている時、きっとその表情はイキイキしていると思います。しかし、不幸にして何かしらの理由で、躍動する幸せが得られない子がいます。


例えば、椎間板ヘルニアで下半身マヒになった子、骨折してしまった子、関節炎による痛みがある子、靭帯が損傷してしまった子、骨に歪みがある子、癌などで脚を失った子、体重オーバーで快適に動けない子です。そんな子たちがもう一度元気に走り回れるよう、おかだ動物病院では、脊椎外科、矯正骨切りを含む整形外科、レーザーやトレッドミル、車いすを含む理学療法に力を入れております。

飼い主様の目で、何か歩き方がおかしいと感じたなら、おそらく本人はかなりの痛みを感じているはずですので、その際は早めにご相談してください。なにかしらのお手伝いはできると思います